つれづれ色々綴るブログ

こちらのblogではエッセイを書いています。楽しんで頂けたら幸いです♪

教養の意味


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先月は読みたい本にたくさん出会ったおかげで10冊以上にお金を費やした。
これまでは本を読んでもせいぜい月に1、2冊程度。そんな私が急になぜ「即席読書家」になったかというと、「いっぺんお金も時間も気にせず、本をのべつまくなく読んでみたい!」という願望が有り、それを叶えてみたのだ。
実際にはお金をとても気にしながら、電子書籍等を駆使したりしたのだけど。
今月はといえば、図書館で借りた3冊目とと、電子書籍の4冊目を同時進行で読んでいる。
どちらもエッセイで、電子書籍で読んでいる方は、元NHKアナウンサーの下重暁子さんの本。彼女を知ったのは、養老孟司先生の講演会の動画がきっかけだった。
率直な物言いとユーモアのセンス、元アナウンサーらしく、とてもお話が分かりやすいところも好感が持てた。
動画の概要欄に書籍のリンクが載っていたので、さっそく見てみると「自律と自立」を兼ね備えた、彼女の生き様を表すような本の数々が現れた。
その中から私は「自分勝手で生きなさい」を選んだ。
電子書籍版が有ったことも理由の一つだが、低評価レビューの1つが気になったからだ。
その方はこう綴っていた。

「途中まで楽しく読んでいたのですが 「お金より 教養」と書いてある部分を読んで 「お金がない とその教養も身につけられないのでは?」 少し疑問を覚えました(途中省略)
もしお金がなくても教養があるからそれはそれで生きていけるということなのでしょうがその 教養も教育費等のお金で手に入れるものですし…云々」

凄く引っかかった。
教養って何だっけ?知識はお金があると有利に身につけられるけど、教養もそうだっけ?
疑問をそのままにしておけない性分なので、さっそく調べてみた。

「「教養」 がある人というと、 知識が多い人のことをイメージするかもしれませんが、実は違います。

「教養」は、多くの知識を持つことで得る ことができる、 心の豊かさのこと。

理解力や判断力などの様々な人間的能力が 高いこと、 その上で人間性が優れていると いうことです。」

と出てきた。私もこれなら納得できる。「人間的能力」は、お金が無い人でも、持っている人は持っているのではないだろうか?
それに、教養がお金で手に入るのなら苦労はしない。皆さんもご存知のことでしょうが、お金持ちが全員教養人とは限らない。
(例えばお金配りをしている某アパレル販売サイトの社長さん等…)

レビューのおかげで、天邪鬼な私はますますこの本を読んでみたくなったのだ。
はっ!まさか出版社の仕込みだったりして!?
またしても、よく考えもせず好奇心で飛びこんでしまうという、自分の教養の無さを痛感する羽目になった。