つれづれ色々綴るブログ

こちらのblogではエッセイを書いています。楽しんで頂けたら幸いです♪

歩数稼ぎのためにわざわざ車で遠くの雑貨屋に行ってみた件

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購入したお気に入りの皿
<私は雑貨屋が好きだ。正確に言うと沢山の凝ったデザインの雑貨に囲まれながら、それらを眺めることが好きなのだ。

昨日は夜ドライブに行くことを前日から決めており、ついでに1日の消費カロリーを稼ぐ目的も兼ねて、以前に荒井で見つけた雑貨屋を覗いてみようと思った。
ラ・カーサ(La Casa)クロスモール仙台荒井店
022-794-9205
https://maps.app.goo.gl/N7eb1o52gXN81DZ9A
しかし雑貨屋の営業時間は19時まで。30分は眺めたいので18時半までには到着していたい。となると逆算して家は17時半過ぎには出ないと間に合わない。しかし昨日は筋トレの日。筋トレ後は汗だくになるので入浴も済ませておきたい。あと、筋トレ後は空腹になるのでおにぎりを持参しようと思った。それらを加味して考えると、15時台におにぎりを作り、筋トレ前の間食も済ませ、16時少し前に筋トレを初めて、17時少し前に入浴し17時半に出発となる。実際その通りの工程を経て出かけた。

到着は予定より6分遅れてしまったが、満足できるくらいの時間は確保できた。その店は文具からベビー用品、調理器具や食品類、洋服に服飾品等々、扱う商品が多岐にわたり、とても見ごたえがあった。(おそらく贈答品の店)
中でもこれはいいなと思ったのが枕と抱き枕w(どっちも枕かよ!)頭を預ける方の枕の商品名を忘れたが、手で押してみると沈み具合がとても良い!値段を知りたかったが表記を探せず。買いもしないのに店員さんに値段を聞けるほど図々しくないので断念…
抱き枕の方はギュッとした時の感触がとても心地好い♪可愛い動物のデザインなのでとても癒されそう❤お金に余裕があったら間違いなく購入していただろう。
何も買わず眺めるだけと思っていたら、先日割ってしまったとてもお気に入りの皿があるではないか!(しかも660円税込)もう手に入らないと諦めていたがこんなところで再会するとは運命とは不思議なものだ。素直な私は運命に抗うことなく即購入(笑)

満たされた気分で雑貨屋を後にし、持参したおにぎりを食べるも、もの足りない💧結局近くのスーパーとコンビニでスープと「追いおにぎり」を購入し、その後いつものスタバへ。歩数稼ぎのために出かけたはずが、なんだかんだ結構なお金を使う羽目になってしまった😂

いつもなら歩数稼ぎの散歩は自然のあるところなのだが、冬は行ったことのないショッピングセンター内を見てまわるというのも有りだ。次は今回の反省点を活かし、前日から食事の用意もしっかり計画しながら、コストコに行ってみようと思っている🚗³₃

2022年の正月②

初詣のハシゴから帰宅し、正月料理のつもりで作った粗末な食事f:id:Ak1173no01:20220107160839j:plain

↑あんこを作ったつもりがなぜか甘い煮豆に・・・まるでぜんざい。

をしたあと、大晦日の夜に続き寿の湯の朝風呂へ出かけた。朝といっても9時過ぎだけどw

寿の湯は遠刈田温泉にある地元民が多く集う公衆浴場で、温泉の温度が通常43度から45度とかなり高い。浸かると毎度手足の先がビリビリするほどだが、私はそこがとても気に入っている。浴場の建物や内装も木造で、ひなびた感があふれているところも良い。f:id:Ak1173no01:20220107160924j:plainコロナ以降土日祝のみの営業となっていたが、年末と年始の4日までは毎日営業してくれているのだ。案の定県道12号線は蔵王の町中からかなりの積雪状態。昨夜は温泉郷に入るまでは全く積雪は無く、むしろ道路は乾いていたのでえらい違い!またしても楽しみだったはずが苦行に。やっぱり雪にたたられているのか?・・・しかしだんだんと雪道の運転にも慣れてくるもので、やっと肩の力が抜けた♪と思ったころで遠刈田温泉に到着。町中は一段と積雪が多くハンドルを取られそうになる。それでも温泉の駐車場は満杯で、数分待ってようやく駐車できたくらいの混みよう。その周りでは寿の湯を管理しているおじちゃん達がホースでお湯を撒いき、雪を溶かしてくれていた。正月からご苦労様です。

 

朝の部は9時半が最終受付で10時終了。私が入れたのは9時半少し前。女湯で一番最後の客になった。朝は夜に見かける人たちよりもさらにお歳を召してる方が多い気がした。お湯に入って温まるだけなので体を洗うこともせず湯に浸かる。昨日も感じたことだが、どうもいつものビリビリ感が鈍く温度が低い。まあおかげでいつもよりも長い時間浸かっていられたのだけど。その流れであがったのも私が最後。脱衣所ではすっかり着替えも終わった地元のご年配方が寿の湯の運営に対して、いろいろ話をしていた。どうも管理をするための資金が不足していて、現在のように土日のみの営業になっているようだ。話を聞きながら「値上げしてもいいから毎日営業して欲しい」という意見に私も心の中で激しくうなずく。それにしても元日からあまり聞きたくない情報を聞いてしまった。

やがて彼女らも出て行き、脱衣所に私一人。10時までの営業なのでまだまだ時間に余裕があり、ゆっくりと着替えて身支度をする。出る前にトイレに入っていると、おじちゃんの着替えが終わったかとの確認の声が聞こえた。終わっていると大きな声で答えながらトイレから出ると、久々にセクハラめいた冗談を言われ苦笑い。先ほどの残念な情報が一瞬吹っ飛んだ(笑)

 

気を取り直し、この後は念願だったZAO BOO BURGERへ。今日はチートデイにして好きなものを食べようと決めていた。その前に以前は寿の湯の入浴後に必ず飲んでいた、「不二家のレモンスカッシュ」を久しぶりに飲んだ。f:id:Ak1173no01:20220107161006j:plainは微炭酸の喉ごしと甘すぎない爽やかなレモンの風味が鼻に抜ける。やっぱり寿の湯の後はこれに限る!

時間はようやく10時を回ったところ。BOO BURGERの開店まであと1時間。一向にやむ気配のない雪と、寿の湯存続に一抹の不安を覚えながらも、車中で横になると昨日からの疲れからか、いつの間にかうとうとしはじめた。

2022年の正月

2022年元日。例年なら初詣は行かずだらだら過ごすのが通常営業だが、今年はめちゃくちゃ早起きして初詣に出かけてみた。

これは最近のマイブームで「普段やらないことをする」の一環だ。要は生活のマンネリ打破。ところが何の因果か今年は昨晩から雪が降り続いており、一瞬ひるんだが、今シーズン購入したばかりの冬タイヤを信頼し、出かけてみた。朝の4時半はさすがに往来する車はほとんどいなく、道路はまさにパウダースノウ。スキー場ならもろ手をあげて喜ぶところだが、ことは車の運転。暗いし、真っ白だし、半分、いやほとんど苦行。しかし普段と違った景色と静けさを感じながら運転するのもだんだんと楽しくなってくる。例えばいつもの通勤途中にある神社が、境内までの階段沿いに提灯を灯しているのが見え、お参りはしなかったが、雪の中のほんのりとした明かりが神秘的だった。      そんなこんなで、いつもなら20分程度で着くところ30分以上かけてようやく到着。まずは柴田町の「白鳥神社」だ。f:id:Ak1173no01:20220107090535j:plain街中なので天気が良くなくても行きやすいのと、提灯の明かりが幻想的で雰囲気が抜群なところが決めてだった。ご利益は二の次w

 

https://youtu.be/9-pu056XWTI

 

案の定境内には人っ子一人いない。着いてからしばらくは私一人しかいなかった。f:id:Ak1173no01:20220107090621j:plainf:id:Ak1173no01:20220107090642j:plainゆっくりお参りをして、今日までの健康と無事に暮らせているという奇跡の連続への感謝と、現状維持をしっかりお願いした。本殿以外にも小さな祠が数個あり、すべて提灯の明かりに照らされ、降り積もった雪と相まって綺麗。f:id:Ak1173no01:20220107090721j:plainf:id:Ak1173no01:20220107090740j:plainf:id:Ak1173no01:20220107090758j:plainその光景にぼんやりと浸っていると、若い男性数人と女性一人のグループがやってきた。そのグループの女性は酔っぱらっているらしく大声で「いい出会いがありますように!」と叫んでいた(笑)昔の自分と同じような願い事してるww                                                                                             その後も続くように地元の人がぽつりぽつりとお参りにやってきたので次のお参り場所へ移動。

 

次は名取市の「行誓寺」。今度は国道の広い幹線道路を走る。国道もなかなかの積雪状態。でもそのおかげで変な輩の車を目にすることもなくかえって気楽だ。                f:id:Ak1173no01:20220107091454j:plain「行誓寺」は寺を建立した場所が1200年前に海の岬だった所らしく、ここで弘法大師が数日座禅をしたといわれているらしい。お彼岸には所蔵している掛け軸が拝観料無料でお披露目されれるそうだ。

https://guzeiji-sukusukumaru.com/gohouji/

6時ごろになると、お寺なのに神主さんと巫女さんらしき人と境内ですれ違った。本堂の中には檀家?の人とおほしき人が集まっていたので、正月の供養でもするのかな?と思っていたらまさかの神事!お寺ができた経緯もなんだか不思議だし、神仏混合の面白い場所だった。f:id:Ak1173no01:20220107091529j:plainf:id:Ak1173no01:20220107091554j:plainf:id:Ak1173no01:20220107091617j:plainf:id:Ak1173no01:20220107091639j:plainf:id:Ak1173no01:20220107091703j:plainf:id:Ak1173no01:20220107091736j:plainf:id:Ak1173no01:20220107091754j:plain着いた頃はさんざん雪が降っていたのに、帰るころにはすっかりやんで月まで出ていた。今年の私は雪にたたられているのだろうか・・・?

しかし、新年一発目に「あけましておめでとうございます」の言葉を交わしたのが、この神主さんと巫女さんだったのは良い始まりということなのかもしれない。     さあ急いで帰宅したらお餅を食べて、次は寿の湯で初湯につかるのだ!

 

↓雪が東の空にはモクモクした雲が!

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ナイトドライブというささやかな楽しみ

f:id:Ak1173no01:20211119175252j:plain先月、車での遠出をしてから、夜のドライブにハマっている。 元々運転が好きなのと、簡単に非日常が味わえるところが、 私的に魅力を感じている点だ。夜は色んなものから目隠しをしてくれる。見えるのは遠くに輝く街の明かりだけ。なんだか頭の中も整理される。
これまでGoogle先生に相談して、あちこち走ってみたが、 ようやく自分にちょうどいいコースと時間帯を、見つけた。


先ずは時間帯。出発は19時頃が自分にはベストだ。 なぜなら片道1時間の往復だと、21時頃に帰宅できる。 疲れすぎないし、寝る時間まで1時間、 高ぶった神経を落ち着かせることができる。理由はもうひとつ。19時から始まる「AOR」 というお気に入りのラジオ番組をドライブのお供に聞けること。 AORはユキ・ ラインハートさんという方がパーソナリティを務める音楽番組で、 月曜から木曜までの毎日19月時からの生放送。普段は進んで聞かないような曲が聞ける。特に月曜日の20時台は「Rock BARラインハート」 というサブタイトルが付き、今月はビートルズにまつわるお話しや音楽を色々聞けた。加えて、 ユキさんの落ち着いた語り口調や、声の質。 ネイティブな英語の発音も心地よく、夜のドライブにぴったり♪


コースは、往路に県道10号線を仙台まで北上し、 六丁の目を経由して、 復路はバイパスという経路がベストだとわかった。
19時台の県道10号線は片側一車線だが、 渋滞はなくスムースに流れる。 一方復路のバイパスは色々と賑やかだけど、 遅い時間に寂しい道は通りたくないのでこれでいい。


途中疲れたらスタバ六丁の目店で一休みできるのもいい。 ただし、私はスタバとは相性が悪いらしく、 注文の際いつも店員さんとゴタゴタしてしまう。
例えば先日もドリップコーヒーをデカフェにしてもらったのだが、 店内で飲むのか持ち帰りにするのか聞かれ、 店内で飲むけど持ち帰られるカップにして欲しいと伝えると、 消費税が変わるからと、 どちらにするか明確に答えるよう聞き直されてしまった。これは完全に私のミス。外との接点が無さすぎて、すっかり忘れていた…😅
あと、「冷たい方」と言ったのを「コールド」、「 1番小さいサイズ」と言ったのを「ショート」と、 いちいち言い正されるのもオバサンとしてはムムム( -᷅_-᷄ )となるポイントだ。これはオーダーを間違えないための確認なのか?


紅葉のシーズンが終わり、いよいよ憂鬱な冬がやってくる。若干ロス気味だったけど、 新たな楽しみができた。でも、ガソリン代が気になるので、 今後は週1で楽しもうと思う。更にお金のかからない楽しみをこれからも見つけてゆきたい!
という誰の役にもたたない報告でした(笑)

やっぱり最期に食べたいのは思い出の味

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近ごろ歌は昔の歌謡曲が心に響くようになり、海外旅行にも興味が全く湧かなくなった。食べ物も同様。食に対する好奇心が減ってきているように思う。そんな折り、人生を通して「食」と向き合ってきた管理栄養士のドキュメントを見た。その方は大阪のとあるホスピスで、末期がん患者向けに週一で「リクエスト食」を提供しているのだそう。そこで聞き取ったリクエスト食はホントに何気ないメニューが殆ど。彼女は「食事は人生の思い出が隠し味付」だと語る

明日がこの世の最後だとしたら何が食べたい?などという話しを耳にしたことがあるが、私はこれまでそういうことを考えたことが一切無い。しかし最近ダイエットをしていることもあり、食に関して考える機会が増えている。私が人生最後に食べるとしたら何がいいだろう?

 

出てきたのが「おくずかけ」だった。おくずかけは宮城の郷土料理で、醤油味の汁でたくさんの野菜と豆麩を煮込み、片栗粉でとろみをつけた汁物の料理だ。主にお盆やお彼岸に食べるのだが、子供のころに祖母の家でかわりご飯と共に食べた思い出が強く残っている。

私は幼少期を角田市で過ごしたが、一言では説明しきれない、風変わりな家庭環境で育った。そのためか、母は仙台に用事があるたび、ちょくちょく私を連れて祖父母の家(実家)へ。今思いかえしてみても、祖父母の家は一番ホッとできて、子供らしくしていられる場所だった。夏休みや冬休みは母親無しでも泊りに行っていたので、どんな間取りの家だったか、隅々まで記憶している。

 

最も印象に残っているのが、一階の祖父母の寝室だ。欄間に床の間に縁側、そして明り取りの窓、と典型的な昔の和室だ。私が泊まりに行った時には、父母と一緒にこの部屋で眠り、昼間は相撲の軍配や日本刀のレプリカを使って遊んだものだ。襖を隔てた向こう側が茶の間で、南側と西側が続きの出窓になっている。出窓の下は収納ができる小さな押入れで、祖父が収納している私物を見せてもらうのも楽しみの一つだった。また部屋の中央には掘り炬燵があり、小学校に上がるくらいまでは本当に炭を使っていたので、潜って遊んでよく怒られたのを覚えている。

そういう家で、夏場に祖母がふるまってくれた料理の一つが「おくずかけ」なのだ。その時の食卓に一緒に並んでいたのは、かわりご飯やずんだのおはぎ、筑前煮に漬物等々。普通の子供はあまり喜ばないであろうメニューだが、この家で親戚と一緒に食べる食事が、私にとってのご馳走で「人生の思い出の味」であることに間違いない。

 

自分で料理をするようになり、母の残したレシピを見ながら作ってみたことがある。口に会う味には作れたが、結果使う食材の種類が多く、高額な料理になってしまった。さらに一人分だけの量を作ることはカレー以上に至難の業。しかも夏場なのですぐに傷んでしまい、半分以上を食べずに廃棄という、もったいないことに。以来「おくずかけ」は封印。食べたくても食べられない料理になっている。

 

番組の最後に彼女は「人生の最後に食事を通して、思い出を分かち合う」ことが大事だとも語っていた。私の場合それが出来そうなのは、祖父母の家で一緒に食事をしたことのある、年上の従姉だけになるが、私が最後の食事をする時に生きている確率はかなり低い。これから超高齢化社会を迎えるというのに、そもそもそんなお願いを聞いてくれるような最期を迎えられるのかも疑問だ。

ならば今流行りのマインドフルネスを利用し「毎食を最後の食事の気持ちで味わって食べる」のはどうだろうか?

これなら食べ過ぎにも効果があるのでダイエッターの私にはもってこいの方法。「おくずかけ」は無理でも、「常日頃の食事が最後に食べたいもの」、というのは人聞きもいいのではないか?

以来、息絶えるまで思い出は思い出として味わい、毎食を美味しく味わって食べることが当面の目標になっている。

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⬆ちょっと祖父母の家の和室に近いかなぁと思う画像です。

⬇こんな感じのシンプルな飾り窓が有りました。

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星明かり✨と大忙しだったけどホッコリした温泉

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夜のやくらいガーデンには30分遅れで到着。途中コンビニのトイレに寄ったり、街灯のが殆どない夜道に迷ったためだ。それでも温泉の最終受付時間まではまだ2時間以上もある。「よゆうよゆう♪」とその時は思っていた。

園内に入ると、見覚えのある木にぶら下がっていたランプの数々にに火が点り、昼間とはまた違った幻想的な美しさ。そしてどこか温もりを感じる。子供も楽しめるようになのか、ツリーハウスやインディアン風テントのライトアップの広場もあった。極めつけはいろんなデザインのランタンが敷き詰められた教会の礼拝堂だ。ランタンから溢れる光と、「カッチーニアヴェ・マリア」のコラボレーションという、この上ないにくい演出に思わず鳥肌が立った。※↓の画像と動画のアヴェマリアを是非聞いて気分を味わっていただきたい!

実はこんなことを書いておいてなんだが、基本的にいわゆる「イルミネーション」というものが私はあまり好きではない。なぜなら写真を撮っていると「イルミネーション」を撮影しているのではなく、「電球」を撮影しているような気分になってしまうからだ。やくらいの「星明り」はそんな気分にはまったくならず、演出へのこだわりをビシビシと感じる。

私と言えば、性懲りもせずまたしても時を忘れ、夢中で写真を撮りまくり、気づけば既に20時を回っていた!幸い温泉はガーデンから数分の場所にある。5回目の食事を諦め余韻をゆっくり楽しむ暇もなく薬師の湯へ向かう。

受付の方の「21時までですけど大丈夫ですか?」との問いに「大丈夫です21時までに出ます!」と答え、急いで料金を支払うと、スタコラと大浴場へ向かった。そこからどうやって服を脱いだのか記憶が無いくらいの猛スピードで、浴場のカランの前に座る。あたりを見回すと私以外の誰一人も入浴している人がおらず、貸切状態!陶芸教室の時といい何の魔法なんだろう?お陰で、大浴槽、打たせ湯、寝そべって入れる浴槽、外の露天風呂と、時間の許す限り楽しんだ。45分ごろになると後片づけの女性が入ってきたが「ろそろ出なくちゃ!」という私の焦る心を見透かしたかのように「まだ時間がありますからゆっくりしてください♪」と鷹揚な口調で優しい言葉をかけてくれた。でもそんな優しい言葉に甘えるほど子供ではないので、ほどなく脱衣所へ。ドライヤーでワシワシと髪を乾かしていると今度は「湯冷めしますから、ゆっくりでいいですよ♪」この方は温泉の女神なのか?それとも加美町が、トップオブジアース級の優しい人が集まった町なのか?そうは言われても21時は目前。来た時と同じくらいの猛スピードで服を着て脱衣所を出ると、もう館内の清掃が始まっていた。廊下ですれ違った他のスタッフの人たちも、皆優しい笑顔で挨拶してくれる。申し訳なさと有難さが入り混じる感情を覚えつつ、なんとか21時前の脱出に成功!車に乗り込む間際には、続きの建物から出てきたスタッフの方が、暗がりでよく顔も見えなかっただろうに、こちらに気づき「有難うございました」と言ってくれた。温泉の湯と、スタッフの方の優しさに私の心がトロトロに溶けた瞬間だった。次回は迷惑の掛からないよう、もっと時間に余裕をもって来ようと心に固く誓った!いや、一泊するのも有りだな。

車に乗り込みホッと一息つくと夕食を食べていなかったことを思い出し、急に空腹感に襲われた。街灯もほとんど無い慣れない夜道を、グーグル先生を頼りにとりあえず最寄りのコンビニまで走らせ、ここでようやく持ってきた弁当を食べる。夕方に職場のグループLINEから通知が来ていたことにも初めて気付く(汗)21時を過ぎていたのでかなり気まずかったが、一応返信はしておく。

食後ふたたびグーグル先生に相談。自宅までは約2時間弱との回答。夜の運転は久しぶりだし、慣れない道。ここはゆっくりラジオを聴きながら、夜のドライブをと決め込んだ。なんだか夜遊びをしてるみたいでワクワクする♪
思えば若いころはよく夜のドライブに出かけたが、今は乱視と老眼だし、ガソリン代も気になるしと、滅多に夜は運転をしなくなっていた。悲しい現実が一瞬頭の中をかすめるも、バイパスに出ると22時を過ぎても営業している飲食店がたくさんあることの驚きで、すぐにかき消された。「夜中にびっくりドンキーで食事できるってやっぱり若さだよね~」とか、夜のバイパスは道路工事天国になることを知り、「こうやって夜に働いてくれる人がいるから、安全に生活できてるんだよね~」などといろいろ思いながら、予定よりも若干遅くなったが無事に帰宅。いろいろ誤算やハプニングもあったが楽しい旅だったな、と思いながら長い一日を終えた。

一夜明けて翌日も休日。ゆっくりできて良かったが、気分はなんだか「やくらいロス」。まるで魔法にでもかかったかのように、加美町が好きになっている!?
その夜のことだ。あるラジオ番組を聞いていると、やくらいガーデンの話題になった。さらにその番組のパーソナリティーの方は、なんと加美町観光大使なんだそう!もしやこれってシンクロニシティ?薬来山ってどことなく神秘的だし、(登ったことは無いけど)、加美町の景色もほっこりするし、確かにパワースポットぽい。出会った人も神レベルで優しいかったし・・・が、その後私の身辺に特に変化はない。いや変わったことが起きないことがシンクロニシティの影響なのか?やくらいシンクロニシティあなたは信じますか?(笑)
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youtu.be


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↑↓昼間が左で右側が夜です。

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岩魚と、ガーデンと、スマホの充電と。

f:id:Ak1173no01:20211020074938j:plain切り込み焼き記念館を後にし、車に戻るとお昼ご飯について思案した。やくらいガーデン近辺に、一カ所だけ大好物の岩魚の塩焼きを出している蕎麦屋がある。しかしジンギスカン定食のやくらいハウスも捨て難く、実はどちらにするか家を出てからずっと迷っていた。どちらにせよ移動時間を考えてもまだ少しお昼には早い時間だ。途中に道の駅を発見し、テイクアウトの岩魚の塩焼きを売っているかも知れないと思い寄ってみることにした。案の定道の駅で販売はしていなかったうえに、その時ついでに嗅いでしまった蕎麦の出汁の匂いに、ジンギスカンへの思いは跡形もなく消え去り、頭の中は完全に蕎麦屋に切り替わった。

その蕎麦屋ジンギスカンのお店よりちょっと遠かったが、着いてみると庭先に水車小屋があったりしてなかなか雰囲気が良いではないか!ただ評価が真っ二つに割れる店だったのでまだ少し不安もある。玄関を入り、靴を脱いで上がると昔の農作業着風の制服を着たお姉さんに、こ上がりの席に案内された。すでに心が決まっていた私はメニューを渡されるやいなや、くい気味に「岩魚の塩焼きと、キノコそばをお願いします!」と伝えた。が、なんということか!悪いことは続くもので、岩魚は既に売り切れたという。ジンギスカン定食と散々迷って、向こうを振ってまでやってきたのに!と私は心の中で歯噛みした。悔しいので「岩魚の塩焼きを楽しみに来たんですよ・・・」と強く伝えたが、お姉さんはやはり首を縦に振ってはくれなかった。

しかし今更店を変えるのも面倒だし、そもそも岩魚を食べにやくらいに来たわけでは無いので、おとなしく「しゃぶしゃぶする鴨蕎麦」を注文した。蕎麦自体の香りはそんなにしなかったがこしがとても強く、汁のかえしがイマイチとの評価もあったが悪くはなかった。でも肝心のしゃぶしゃぶする鴨肉がイマイチ・・・意外にも付け合せの手作り風豆腐が美味しかった。我ながらしつこいとは思ったが、帰り際に何時に来れば岩魚にありつけるか聞いたところ、中新田から取り寄せているということで、基本、土日のみのメニューなんだとか。予約すれば平日でも食べられるそうだ。

 

またもや残念な結果になったが、気持ちを切り替え7年ぶりのやくらいガーデンへ。この時期のやくらいガーデンは花盛りで、まるで色とりどりの絨毯を敷き詰めたようだった。ガーデンの全てがフォトジェニック!演出もいちいち可愛い。日頃の行いが良いせいかお天気にも恵まれ、2時間近く我を忘れ写真を撮りまくった。気づくとスマホの充電が半分以下に!しかもモバイルバッテリーを持参していなかったことに気づいた。せっかく楽しい気分だったのに、自分の詰めの甘さからピンチ到来である。私は考えた。実は今回は「星明り」という夜の部も見に来るつもりだったので、どう考えてもこの調子で写真を撮りまくると、半分以下のバッテリーではもたないし、そんなことを気にしながらでは楽しめない。はたと思いついたのが携帯ショップで充電をすることだった。この時ばかりは、日頃携帯ショップで働いていてよかったと心底思った。どうせ星明りの前の17時から17時半の間は園の外に出なければならない。

時間を逆算し、15時近くに園を出て、一路古川のドコモショップへ向かう。途中、また稲わらを棒がけしている田んぼへ寄り、違う角度からも撮影。予定通り15時半近くにドコモに到着。スタッフの方に恐る恐る聞いてみると快くOK♪心のなかでガッツポーズ!店内で待つのか聞かれたので、そのつもりだと伝えると、充電器を持ってくると言われ、有難いことに案内されたのは私が日頃目にしていた高速充電コーナーではなく、テーブル席。そこで普通にケーブルに繋いでゆっくり充電をさせてくれたのだ。帰りにグーグル先生のお世話になる事も考えると90%台は欲しい。他の店の様子を見る機会も滅多にないし、待つ間を無駄にせぬよう、カタログを見たりスマホ教室のカレンダーを見たりと、約1時間以上の滞在になった。

 

希望の充電が終わり、対応してくれたスタッフの方に丁寧にお礼を伝え、店を出る。あたりは既に夕暮れ。戻る道は行きと違って仕事帰りの車で混んでいる。車を運転しながら用意して来た本日4食目のお芋を口に放りこみ、先を急ぐ。前方に見える薬来山は沈む夕日の逆光で黒い三角形になってしまった。充電させて貰えたのは有難かったが、モバイルバッテリーを持参していれば、明るいうちにもっと景色を堪能できたはずだった。しかし星明りの後には20時半受付終了の、薬師の湯温泉が待っていることを思い出した!夕景を見て感傷にひたっている場合ではない。と気持ちを引き締めると、自然とハンドルを握る手にも力が籠った。

 

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