つれづれ色々綴るブログ

こちらのblogではエッセイを書いています。楽しんで頂けたら幸いです♪

昔何となく見たことがある…

一昨日まで、BS日テレで放映されていた韓国ドラマ「皇后の品格」のとんでもなさが非常に面白かった。

ストーリーは、韓国皇室のヒョク皇帝が秘書と密会の後、ひき逃げ事故を起こしてしまい、アリバイを工作するため、ミュージカルを観劇。そこで知り合った女優サニーとの熱愛が報道されたことを母親のカン太后が利用し、その女優と結婚させもみ消ししようとする。
しかし王室に迎え入れられたサニーは自分が利用されたことに気づき、母親を轢きころされた復讐のため皇室の警護員として潜入したワンシクと共に、皇室に隠された秘密を暴くことを決意するというお話し。
韓国の時代劇によくある復讐劇である。

f:id:Ak1173no01:20210806084159p:plain

そもそも現代の韓国に皇室が存在しているという架空の設定からしてとんでもない!
そして太后の一声で元ミュージカル女優が突然皇后になるという展開。
また王室の人達のファッションが韓服と洋服とでしょっちゅう変わるところも面白い(何か意味があったのか?)

そして女性のキャストの殆どが悪女ww
対してヒロインとヒーローは何処までも善とわかりやすいw
ここまでくっきり善悪のコントラストを描いたドラマも珍しい。

しかし悪の大ボスの太后は、どこかいつも詰めが甘く、利用していたと思っていた人間に裏切られたり、脅し脅されの堂々巡りの末、結局皇后に悪事を暴かれ捕まる。

その捕まって連行される時の駄々っ子ぶりや、刑務所に収監されて、先輩受刑者にこき使われるシーンでも、まるで認知症にでもなったかのように「私は韓国の太后よ」と独り言を呟く婆さんに成り果てたり、
何だか最後までどこかコミカル(笑)

でもそんなこんなよりも最も笑ったのが、太后が数々の犯行を犯して王室を自分のものにしたかった動機だった。

なんと、王室の裏金で壮大なアンチエイジングの施術をうけていたためだった!\(^o^)/

いやはやこれには盛大にコケた(笑)いや実際はコケてないけど、心の中では吉本新喜劇の「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜」の後のようににズルッとコケた(笑)
f:id:Ak1173no01:20210806084419p:plain
「え?なんのために?承認欲求なの?」と思わず声に出したくらい。

そのために何人も人を殺したり、コカインを製造して金儲けしたり、実の息子の陛下に罪を着せようとしたり(最終回で結局殺してしまいました😂)、次男の口封じを企てたりするのかい?
しかも悪事がバレそうになるたび策を考える日々、ストレスが半端ないのでは…?
普通の人間ならコスパが合わないと思うところだが、この人はきっとサイコパスなんでしょうね。

そんなストーリーのためか、まるで悪事のデパートかと思うくらい悪人は悪いのだけど、その割には重くない。
でも特に心になぁ〜にも残らないドラマというのが正直な感想。

そして似たようなドラマを昔見た記憶が蘇えった。ちょうど日本がバブル最盛期の頃に流行った、いわゆる「ジェットコースタードラマ」と言われたものだ。
昭和40年~50年生まれの人ならならご記憶の方も多いと思うが、吉田栄作主演の元祖ジェットコースタードラマ「もう誰も愛さない」だ。アレに近いものを感じた。

f:id:Ak1173no01:20210806084338j:plain

ドラマ作成の手法って時代が変わっても案外変わらないものなのかもしれない。


tsutaya.tsite.jp


gyao.yahoo.co.jp