つれづれ色々綴るブログ

こちらのblogではエッセイを書いています。楽しんで頂けたら幸いです♪

終わりなき悩み


f:id:Ak1173no01:20210823185143j:image

小学生の高学年から癖毛に悩まされている。
中学時代は運動部に所属していたこともあり、ショートカット。当時流行っていた、セーラー服と機関銃薬師丸ひろ子に憧れた。しかし癖毛じゃない薬師丸ひろ子は、ショートにしていても僅かに「髪がなびく」ことに気づいてからは、直毛への憧れがいっそう強くなった。

母親からは「パーマかけなくていいから、いいじゃない」と言われたりしたが、10代の私が、昭和ひとけたの母のようなパーマなんてかけたいわけがない。中学も卒業近くなると、今度は聖子ちゃんカットが流行った。くせっ毛の私にとってはこちらの方が真似しやすかったが、人は往々にして無いものねだりなのだ。
当時は昔の理髪店にあったような、重たい金属製のドライヤーしか家にはなかったが、それでも必死にクセを伸ばしたり形を整えていた。
そのため部活を引退したころは学生の分際で、家にいる時間の大半が髪の毛に費やす時間だったような気がする。

学生時代が終わり、遂に人生初の「ストレートパーマ」をかける日が来た。まだスチロールの板に髪の毛を貼り付けて伸ばしていた時代だ。確かに真っ直ぐには伸びたが、子供っぽいショートヘアーにストレートをかけたので、どんぐりの帽子を被せたような髪型が出来上がった。それでも初めてのストレートヘアー、頭を振ると髪がなびくのが嬉しかった。しかしパーマはあくまでもパーマ。お金と時間をかけた割にすぐにとれてしまった。ならば逆にウェーブのパーマをかけたらクセが分からなくなるかも?と当時流行っていた「ソバージュ」をかけてみた。
結果は髪の毛が倍に膨れ上がり、今度はエジプトのスフィンクスが出来上がった・・・

そして第1次縮毛矯正の時代へ突入。
これが時間がとてもかかる。
しかもかけるたびにダメージで髪が汚くなる。店を変えてもダメ。遂に原点回帰で第2次ショートカット時代へ。

ここで新たな問題に気づいた。それは髪の生えぐせ。日本髪を結うにはいいそうだが、襟足とサイドの髪の毛が上を向いて生えている。更につむじが横にずれている。さらに絶壁という3重苦だ。
ショートカットというのは短くすればするほど、頭の形が良くないと映えない。
しかも生えぐせがあると希望通りの形にならない。
長くしてストレートにすれば傷むし、ショートもダメ!親を呪いたかったが、何故か両親は直毛なのだ!

行き場のない不満がつのる日々。当時通っていた美容院の先生から、ストレートパーマを勧められた。「スチロール板」の時代からは既に20年近く経っている。だいぶ進歩したそうで、今はアイロンで伸ばすということだ。
でも「それって縮毛矯正じゃないの?」と尋ねると、あくまでもストレートパーマで、ダメージの出にくい薬を厳選して仕入れている!と胸を張る。金額も縮毛矯正ほど高額ではではないことも手伝い、試してみることに。

時間はかかったが満足のいく仕上がりだった。これなら続けられるかも?ようやく髪の毛問題の終着地点にたどり着いたと安堵した。
しかし、そんな平安もつかの間。「ストレートパーマ」を何回目かにかけた時、突如とても酷いダメージが現れた。更に自宅でシャンプーしている時に毛先が絡まり、ちぎれるという悲しい事態が起きたのだ。
その事を施術した先生に伝えると、いつもの通りだったしこちらに落ち度はないと言い張る。そのダメージに対してのフォローもない。一気に不信感が沸いた。
とてもカットが上手な先生だったけど、再び美容院を変えることに。

今は「縮毛矯正」がウリの店で、半年に1度施術をうけている。独自に開発したという、髪に優しい薬を使っているそうで、仕上がりも自然なストレート。伸びてきた部分との境目も自然な感じだ。ダメージもまだ少し残っているが、以前と比べたら雲泥の差。

そろそろカットに行きたいところだが、このご時世。今度は「デルタ株」のことが気になってしかたがない。以前の店とは違い、若いスタッフばかりなのだ。
予約は既に入れたが、2回目のワクチン接種の後にした方がいいものか今度はそれが目下の悩みになった。