つれづれ色々綴るブログ

こちらのblogではエッセイを書いています。楽しんで頂けたら幸いです♪

歩数稼ぎのためにわざわざ車で遠くの雑貨屋に行ってみた件

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購入したお気に入りの皿
<私は雑貨屋が好きだ。正確に言うと沢山の凝ったデザインの雑貨に囲まれながら、それらを眺めることが好きなのだ。

昨日は夜ドライブに行くことを前日から決めており、ついでに1日の消費カロリーを稼ぐ目的も兼ねて、以前に荒井で見つけた雑貨屋を覗いてみようと思った。
ラ・カーサ(La Casa)クロスモール仙台荒井店
022-794-9205
https://maps.app.goo.gl/N7eb1o52gXN81DZ9A
しかし雑貨屋の営業時間は19時まで。30分は眺めたいので18時半までには到着していたい。となると逆算して家は17時半過ぎには出ないと間に合わない。しかし昨日は筋トレの日。筋トレ後は汗だくになるので入浴も済ませておきたい。あと、筋トレ後は空腹になるのでおにぎりを持参しようと思った。それらを加味して考えると、15時台におにぎりを作り、筋トレ前の間食も済ませ、16時少し前に筋トレを初めて、17時少し前に入浴し17時半に出発となる。実際その通りの工程を経て出かけた。

到着は予定より6分遅れてしまったが、満足できるくらいの時間は確保できた。その店は文具からベビー用品、調理器具や食品類、洋服に服飾品等々、扱う商品が多岐にわたり、とても見ごたえがあった。(おそらく贈答品の店)
中でもこれはいいなと思ったのが枕と抱き枕w(どっちも枕かよ!)頭を預ける方の枕の商品名を忘れたが、手で押してみると沈み具合がとても良い!値段を知りたかったが表記を探せず。買いもしないのに店員さんに値段を聞けるほど図々しくないので断念…
抱き枕の方はギュッとした時の感触がとても心地好い♪可愛い動物のデザインなのでとても癒されそう❤お金に余裕があったら間違いなく購入していただろう。
何も買わず眺めるだけと思っていたら、先日割ってしまったとてもお気に入りの皿があるではないか!(しかも660円税込)もう手に入らないと諦めていたがこんなところで再会するとは運命とは不思議なものだ。素直な私は運命に抗うことなく即購入(笑)

満たされた気分で雑貨屋を後にし、持参したおにぎりを食べるも、もの足りない💧結局近くのスーパーとコンビニでスープと「追いおにぎり」を購入し、その後いつものスタバへ。歩数稼ぎのために出かけたはずが、なんだかんだ結構なお金を使う羽目になってしまった😂

いつもなら歩数稼ぎの散歩は自然のあるところなのだが、冬は行ったことのないショッピングセンター内を見てまわるというのも有りだ。次は今回の反省点を活かし、前日から食事の用意もしっかり計画しながら、コストコに行ってみようと思っている🚗³₃

ナイトドライブというささやかな楽しみ

f:id:Ak1173no01:20211119175252j:plain先月、車での遠出をしてから、夜のドライブにハマっている。 元々運転が好きなのと、簡単に非日常が味わえるところが、 私的に魅力を感じている点だ。夜は色んなものから目隠しをしてくれる。見えるのは遠くに輝く街の明かりだけ。なんだか頭の中も整理される。
これまでGoogle先生に相談して、あちこち走ってみたが、 ようやく自分にちょうどいいコースと時間帯を、見つけた。


先ずは時間帯。出発は19時頃が自分にはベストだ。 なぜなら片道1時間の往復だと、21時頃に帰宅できる。 疲れすぎないし、寝る時間まで1時間、 高ぶった神経を落ち着かせることができる。理由はもうひとつ。19時から始まる「AOR」 というお気に入りのラジオ番組をドライブのお供に聞けること。 AORはユキ・ ラインハートさんという方がパーソナリティを務める音楽番組で、 月曜から木曜までの毎日19月時からの生放送。普段は進んで聞かないような曲が聞ける。特に月曜日の20時台は「Rock BARラインハート」 というサブタイトルが付き、今月はビートルズにまつわるお話しや音楽を色々聞けた。加えて、 ユキさんの落ち着いた語り口調や、声の質。 ネイティブな英語の発音も心地よく、夜のドライブにぴったり♪


コースは、往路に県道10号線を仙台まで北上し、 六丁の目を経由して、 復路はバイパスという経路がベストだとわかった。
19時台の県道10号線は片側一車線だが、 渋滞はなくスムースに流れる。 一方復路のバイパスは色々と賑やかだけど、 遅い時間に寂しい道は通りたくないのでこれでいい。


途中疲れたらスタバ六丁の目店で一休みできるのもいい。 ただし、私はスタバとは相性が悪いらしく、 注文の際いつも店員さんとゴタゴタしてしまう。
例えば先日もドリップコーヒーをデカフェにしてもらったのだが、 店内で飲むのか持ち帰りにするのか聞かれ、 店内で飲むけど持ち帰られるカップにして欲しいと伝えると、 消費税が変わるからと、 どちらにするか明確に答えるよう聞き直されてしまった。これは完全に私のミス。外との接点が無さすぎて、すっかり忘れていた…😅
あと、「冷たい方」と言ったのを「コールド」、「 1番小さいサイズ」と言ったのを「ショート」と、 いちいち言い正されるのもオバサンとしてはムムム( -᷅_-᷄ )となるポイントだ。これはオーダーを間違えないための確認なのか?


紅葉のシーズンが終わり、いよいよ憂鬱な冬がやってくる。若干ロス気味だったけど、 新たな楽しみができた。でも、ガソリン代が気になるので、 今後は週1で楽しもうと思う。更にお金のかからない楽しみをこれからも見つけてゆきたい!
という誰の役にもたたない報告でした(笑)

やっぱり最期に食べたいのは思い出の味

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近ごろ歌は昔の歌謡曲が心に響くようになり、海外旅行にも興味が全く湧かなくなった。食べ物も同様。食に対する好奇心が減ってきているように思う。そんな折り、人生を通して「食」と向き合ってきた管理栄養士のドキュメントを見た。その方は大阪のとあるホスピスで、末期がん患者向けに週一で「リクエスト食」を提供しているのだそう。そこで聞き取ったリクエスト食はホントに何気ないメニューが殆ど。彼女は「食事は人生の思い出が隠し味付」だと語る

明日がこの世の最後だとしたら何が食べたい?などという話しを耳にしたことがあるが、私はこれまでそういうことを考えたことが一切無い。しかし最近ダイエットをしていることもあり、食に関して考える機会が増えている。私が人生最後に食べるとしたら何がいいだろう?

 

出てきたのが「おくずかけ」だった。おくずかけは宮城の郷土料理で、醤油味の汁でたくさんの野菜と豆麩を煮込み、片栗粉でとろみをつけた汁物の料理だ。主にお盆やお彼岸に食べるのだが、子供のころに祖母の家でかわりご飯と共に食べた思い出が強く残っている。

私は幼少期を角田市で過ごしたが、一言では説明しきれない、風変わりな家庭環境で育った。そのためか、母は仙台に用事があるたび、ちょくちょく私を連れて祖父母の家(実家)へ。今思いかえしてみても、祖父母の家は一番ホッとできて、子供らしくしていられる場所だった。夏休みや冬休みは母親無しでも泊りに行っていたので、どんな間取りの家だったか、隅々まで記憶している。

 

最も印象に残っているのが、一階の祖父母の寝室だ。欄間に床の間に縁側、そして明り取りの窓、と典型的な昔の和室だ。私が泊まりに行った時には、父母と一緒にこの部屋で眠り、昼間は相撲の軍配や日本刀のレプリカを使って遊んだものだ。襖を隔てた向こう側が茶の間で、南側と西側が続きの出窓になっている。出窓の下は収納ができる小さな押入れで、祖父が収納している私物を見せてもらうのも楽しみの一つだった。また部屋の中央には掘り炬燵があり、小学校に上がるくらいまでは本当に炭を使っていたので、潜って遊んでよく怒られたのを覚えている。

そういう家で、夏場に祖母がふるまってくれた料理の一つが「おくずかけ」なのだ。その時の食卓に一緒に並んでいたのは、かわりご飯やずんだのおはぎ、筑前煮に漬物等々。普通の子供はあまり喜ばないであろうメニューだが、この家で親戚と一緒に食べる食事が、私にとってのご馳走で「人生の思い出の味」であることに間違いない。

 

自分で料理をするようになり、母の残したレシピを見ながら作ってみたことがある。口に会う味には作れたが、結果使う食材の種類が多く、高額な料理になってしまった。さらに一人分だけの量を作ることはカレー以上に至難の業。しかも夏場なのですぐに傷んでしまい、半分以上を食べずに廃棄という、もったいないことに。以来「おくずかけ」は封印。食べたくても食べられない料理になっている。

 

番組の最後に彼女は「人生の最後に食事を通して、思い出を分かち合う」ことが大事だとも語っていた。私の場合それが出来そうなのは、祖父母の家で一緒に食事をしたことのある、年上の従姉だけになるが、私が最後の食事をする時に生きている確率はかなり低い。これから超高齢化社会を迎えるというのに、そもそもそんなお願いを聞いてくれるような最期を迎えられるのかも疑問だ。

ならば今流行りのマインドフルネスを利用し「毎食を最後の食事の気持ちで味わって食べる」のはどうだろうか?

これなら食べ過ぎにも効果があるのでダイエッターの私にはもってこいの方法。「おくずかけ」は無理でも、「常日頃の食事が最後に食べたいもの」、というのは人聞きもいいのではないか?

以来、息絶えるまで思い出は思い出として味わい、毎食を美味しく味わって食べることが当面の目標になっている。

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⬆ちょっと祖父母の家の和室に近いかなぁと思う画像です。

⬇こんな感じのシンプルな飾り窓が有りました。

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星明かり✨と大忙しだったけどホッコリした温泉

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夜のやくらいガーデンには30分遅れで到着。途中コンビニのトイレに寄ったり、街灯のが殆どない夜道に迷ったためだ。それでも温泉の最終受付時間まではまだ2時間以上もある。「よゆうよゆう♪」とその時は思っていた。

園内に入ると、見覚えのある木にぶら下がっていたランプの数々にに火が点り、昼間とはまた違った幻想的な美しさ。そしてどこか温もりを感じる。子供も楽しめるようになのか、ツリーハウスやインディアン風テントのライトアップの広場もあった。極めつけはいろんなデザインのランタンが敷き詰められた教会の礼拝堂だ。ランタンから溢れる光と、「カッチーニアヴェ・マリア」のコラボレーションという、この上ないにくい演出に思わず鳥肌が立った。※↓の画像と動画のアヴェマリアを是非聞いて気分を味わっていただきたい!

実はこんなことを書いておいてなんだが、基本的にいわゆる「イルミネーション」というものが私はあまり好きではない。なぜなら写真を撮っていると「イルミネーション」を撮影しているのではなく、「電球」を撮影しているような気分になってしまうからだ。やくらいの「星明り」はそんな気分にはまったくならず、演出へのこだわりをビシビシと感じる。

私と言えば、性懲りもせずまたしても時を忘れ、夢中で写真を撮りまくり、気づけば既に20時を回っていた!幸い温泉はガーデンから数分の場所にある。5回目の食事を諦め余韻をゆっくり楽しむ暇もなく薬師の湯へ向かう。

受付の方の「21時までですけど大丈夫ですか?」との問いに「大丈夫です21時までに出ます!」と答え、急いで料金を支払うと、スタコラと大浴場へ向かった。そこからどうやって服を脱いだのか記憶が無いくらいの猛スピードで、浴場のカランの前に座る。あたりを見回すと私以外の誰一人も入浴している人がおらず、貸切状態!陶芸教室の時といい何の魔法なんだろう?お陰で、大浴槽、打たせ湯、寝そべって入れる浴槽、外の露天風呂と、時間の許す限り楽しんだ。45分ごろになると後片づけの女性が入ってきたが「ろそろ出なくちゃ!」という私の焦る心を見透かしたかのように「まだ時間がありますからゆっくりしてください♪」と鷹揚な口調で優しい言葉をかけてくれた。でもそんな優しい言葉に甘えるほど子供ではないので、ほどなく脱衣所へ。ドライヤーでワシワシと髪を乾かしていると今度は「湯冷めしますから、ゆっくりでいいですよ♪」この方は温泉の女神なのか?それとも加美町が、トップオブジアース級の優しい人が集まった町なのか?そうは言われても21時は目前。来た時と同じくらいの猛スピードで服を着て脱衣所を出ると、もう館内の清掃が始まっていた。廊下ですれ違った他のスタッフの人たちも、皆優しい笑顔で挨拶してくれる。申し訳なさと有難さが入り混じる感情を覚えつつ、なんとか21時前の脱出に成功!車に乗り込む間際には、続きの建物から出てきたスタッフの方が、暗がりでよく顔も見えなかっただろうに、こちらに気づき「有難うございました」と言ってくれた。温泉の湯と、スタッフの方の優しさに私の心がトロトロに溶けた瞬間だった。次回は迷惑の掛からないよう、もっと時間に余裕をもって来ようと心に固く誓った!いや、一泊するのも有りだな。

車に乗り込みホッと一息つくと夕食を食べていなかったことを思い出し、急に空腹感に襲われた。街灯もほとんど無い慣れない夜道を、グーグル先生を頼りにとりあえず最寄りのコンビニまで走らせ、ここでようやく持ってきた弁当を食べる。夕方に職場のグループLINEから通知が来ていたことにも初めて気付く(汗)21時を過ぎていたのでかなり気まずかったが、一応返信はしておく。

食後ふたたびグーグル先生に相談。自宅までは約2時間弱との回答。夜の運転は久しぶりだし、慣れない道。ここはゆっくりラジオを聴きながら、夜のドライブをと決め込んだ。なんだか夜遊びをしてるみたいでワクワクする♪
思えば若いころはよく夜のドライブに出かけたが、今は乱視と老眼だし、ガソリン代も気になるしと、滅多に夜は運転をしなくなっていた。悲しい現実が一瞬頭の中をかすめるも、バイパスに出ると22時を過ぎても営業している飲食店がたくさんあることの驚きで、すぐにかき消された。「夜中にびっくりドンキーで食事できるってやっぱり若さだよね~」とか、夜のバイパスは道路工事天国になることを知り、「こうやって夜に働いてくれる人がいるから、安全に生活できてるんだよね~」などといろいろ思いながら、予定よりも若干遅くなったが無事に帰宅。いろいろ誤算やハプニングもあったが楽しい旅だったな、と思いながら長い一日を終えた。

一夜明けて翌日も休日。ゆっくりできて良かったが、気分はなんだか「やくらいロス」。まるで魔法にでもかかったかのように、加美町が好きになっている!?
その夜のことだ。あるラジオ番組を聞いていると、やくらいガーデンの話題になった。さらにその番組のパーソナリティーの方は、なんと加美町観光大使なんだそう!もしやこれってシンクロニシティ?薬来山ってどことなく神秘的だし、(登ったことは無いけど)、加美町の景色もほっこりするし、確かにパワースポットぽい。出会った人も神レベルで優しいかったし・・・が、その後私の身辺に特に変化はない。いや変わったことが起きないことがシンクロニシティの影響なのか?やくらいシンクロニシティあなたは信じますか?(笑)
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youtu.be


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↑↓昼間が左で右側が夜です。

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岩魚と、ガーデンと、スマホの充電と。

f:id:Ak1173no01:20211020074938j:plain切り込み焼き記念館を後にし、車に戻るとお昼ご飯について思案した。やくらいガーデン近辺に、一カ所だけ大好物の岩魚の塩焼きを出している蕎麦屋がある。しかしジンギスカン定食のやくらいハウスも捨て難く、実はどちらにするか家を出てからずっと迷っていた。どちらにせよ移動時間を考えてもまだ少しお昼には早い時間だ。途中に道の駅を発見し、テイクアウトの岩魚の塩焼きを売っているかも知れないと思い寄ってみることにした。案の定道の駅で販売はしていなかったうえに、その時ついでに嗅いでしまった蕎麦の出汁の匂いに、ジンギスカンへの思いは跡形もなく消え去り、頭の中は完全に蕎麦屋に切り替わった。

その蕎麦屋ジンギスカンのお店よりちょっと遠かったが、着いてみると庭先に水車小屋があったりしてなかなか雰囲気が良いではないか!ただ評価が真っ二つに割れる店だったのでまだ少し不安もある。玄関を入り、靴を脱いで上がると昔の農作業着風の制服を着たお姉さんに、こ上がりの席に案内された。すでに心が決まっていた私はメニューを渡されるやいなや、くい気味に「岩魚の塩焼きと、キノコそばをお願いします!」と伝えた。が、なんということか!悪いことは続くもので、岩魚は既に売り切れたという。ジンギスカン定食と散々迷って、向こうを振ってまでやってきたのに!と私は心の中で歯噛みした。悔しいので「岩魚の塩焼きを楽しみに来たんですよ・・・」と強く伝えたが、お姉さんはやはり首を縦に振ってはくれなかった。

しかし今更店を変えるのも面倒だし、そもそも岩魚を食べにやくらいに来たわけでは無いので、おとなしく「しゃぶしゃぶする鴨蕎麦」を注文した。蕎麦自体の香りはそんなにしなかったがこしがとても強く、汁のかえしがイマイチとの評価もあったが悪くはなかった。でも肝心のしゃぶしゃぶする鴨肉がイマイチ・・・意外にも付け合せの手作り風豆腐が美味しかった。我ながらしつこいとは思ったが、帰り際に何時に来れば岩魚にありつけるか聞いたところ、中新田から取り寄せているということで、基本、土日のみのメニューなんだとか。予約すれば平日でも食べられるそうだ。

 

またもや残念な結果になったが、気持ちを切り替え7年ぶりのやくらいガーデンへ。この時期のやくらいガーデンは花盛りで、まるで色とりどりの絨毯を敷き詰めたようだった。ガーデンの全てがフォトジェニック!演出もいちいち可愛い。日頃の行いが良いせいかお天気にも恵まれ、2時間近く我を忘れ写真を撮りまくった。気づくとスマホの充電が半分以下に!しかもモバイルバッテリーを持参していなかったことに気づいた。せっかく楽しい気分だったのに、自分の詰めの甘さからピンチ到来である。私は考えた。実は今回は「星明り」という夜の部も見に来るつもりだったので、どう考えてもこの調子で写真を撮りまくると、半分以下のバッテリーではもたないし、そんなことを気にしながらでは楽しめない。はたと思いついたのが携帯ショップで充電をすることだった。この時ばかりは、日頃携帯ショップで働いていてよかったと心底思った。どうせ星明りの前の17時から17時半の間は園の外に出なければならない。

時間を逆算し、15時近くに園を出て、一路古川のドコモショップへ向かう。途中、また稲わらを棒がけしている田んぼへ寄り、違う角度からも撮影。予定通り15時半近くにドコモに到着。スタッフの方に恐る恐る聞いてみると快くOK♪心のなかでガッツポーズ!店内で待つのか聞かれたので、そのつもりだと伝えると、充電器を持ってくると言われ、有難いことに案内されたのは私が日頃目にしていた高速充電コーナーではなく、テーブル席。そこで普通にケーブルに繋いでゆっくり充電をさせてくれたのだ。帰りにグーグル先生のお世話になる事も考えると90%台は欲しい。他の店の様子を見る機会も滅多にないし、待つ間を無駄にせぬよう、カタログを見たりスマホ教室のカレンダーを見たりと、約1時間以上の滞在になった。

 

希望の充電が終わり、対応してくれたスタッフの方に丁寧にお礼を伝え、店を出る。あたりは既に夕暮れ。戻る道は行きと違って仕事帰りの車で混んでいる。車を運転しながら用意して来た本日4食目のお芋を口に放りこみ、先を急ぐ。前方に見える薬来山は沈む夕日の逆光で黒い三角形になってしまった。充電させて貰えたのは有難かったが、モバイルバッテリーを持参していれば、明るいうちにもっと景色を堪能できたはずだった。しかし星明りの後には20時半受付終了の、薬師の湯温泉が待っていることを思い出した!夕景を見て感傷にひたっている場合ではない。と気持ちを引き締めると、自然とハンドルを握る手にも力が籠った。

 

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楽しいドライブとハイコストな陶芸体験記

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墓参りを予定通りに終わらせ、いざ加美町へ!北山から264号線のトンネルを潜り、宮城学院を右に見ながら泉区の住宅街を通り抜ける。左手にタワマンと見間違えそうなエバーグリーン松田病院。その向こうにロイヤルパークホテルと泉パークタウンのアウトレットモールがある。さらに道路を挟んだお向かいには乗馬クラブにゴルフ場と、この辺りはバブル期を彷彿とさせる雰囲気のエリアだ。そこを過ぎれば仙台市の最北端、県立図書館と、泉区内に住まないと通うのがしんどそうな宮城大学がある。     

ここからは県内屈指の工業地帯がある大和町大衡村色麻町加美町という道のりだ。その中でも色麻町から加美町へ向かう156号線の景色は私の大のお気に入り♪「純・田園風景」というか、ここだけ時空の流れがとてもゆっくりに感じる。10km手前に自衛隊駐屯地があるだなんで信じられないくらい静かでのどかな田園風景を堪能できる。さらに今回は加美町に入る交差点手前の田んぼに、稲藁を棒がけして干しているのを発見!今どき珍しい光景(ビニールでラッピングする方法が今は大半)に思わず車を停めてスマホに画像を収める。交差点を左折し最初の訪問先「ふるさと陶芸館」に向けて262号線をひた走る。陶芸館では人生初の陶芸にチャレンジをするのだ!

陶芸館には定刻通り、教室の開始時間10分前に到着。山の中の静かなところだ。正面の大きな建物が「切込み焼き」の展示が見られる記念館。右隣が陶芸教室の建物のようだ。記念館のWEBサイトによると陶芸体験を受けるには、当日の30分前からの申し込みとあった。実は前々日に陶芸教室について問い合わせの電話をしていたのだが、その時に当日よりも事前予約を強く勧められた。余程好評で混み合うのだろうと思いきや、駐車場には私の軽自動車以外1台も居ない!聞こえるのは川のせせらぎと鳥の鳴き声のみ…一抹の不安を感じつつも、まずは受付のために記念館へ。陶芸教室で作ったものは、後日釜で焼かれるので、直接取りに来るか送って貰うかのどちらかを選べるが、私は迷わず送ってもらう方を選んだ。その場合別途送料がかかることは承知していたが、1000円弱もかかると知り、受講料と併せると約2500円の作品となることが判明した...それでも体験にお金を払うんだ!と必死に自分に言い聞かせ、別棟の教室の建物内で開始時間までじっと待つ。                                   開始時間の10時半になると、白髪の先生と思しき年配の男性が中から鍵を開け、電気を点けて迎え入れてくれた。どうやら本当に今日の生徒は私一人だけのようだ。始めに何を作りたいのかを聞かれ、私は魚の切り身を載せるのにちょうどいい皿を作りたいと伝えた。希望のデザインについても色々聞かれたが、旅の準備に忙しく考える暇もなかったので、とりあえず縁のついた角の丸い長方形の皿を作ることにした。作り方は至ってシンプル。粘土を手で叩いて伸ばし、ふちにする周りをヘラで少し持ち上げ、最後に水をつけながら表面をならす。以上!(笑)時間しにして30分・・・で終わった。問い合せた時に聞いていた所要時間は、たしか1時間半から2時間だったが?                              よくよく教室内を見まわすと、以前来られた方が作った素焼き前の作品や、販売用に作られた作品などが多数並べられている。それらを見ると表にヘラで模様を付けていたり、葉っぱの形を模したデザインのものなどもあった。その時初めて伝えられた所要時間の意味を悟った。さらに先生曰く、「作りたい形やデザインを決めてから来られる方がいいんですよ」なら電話で一言そう伝えて欲しかった...トホホ…

時間単価を考えると自分を殴りたくなるのでやめておくが、色んな意味でとても貴重な体験になった。それに切込み焼き記念館の展示物をゆっくり眺めることもできた。     さて、次は昼ごはん♪ジンギスカンにしようか岩魚の塩焼きと蕎麦にしようか、さっきまでの失敗はきれいさっぱり忘れ、道すがら見つけた馬をホクホクとスマホに収めたりしながらのんきな旅はつづく。

 

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↑ 陶芸記念館らしく入口ドアーの取っ手も陶器でした。

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↑ お馬さんの写真を撮っていたら視線を感じたので振り返ったら、睨みをきかせたお巡りさんが(笑)

思い立ったら墓参り日


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たまたま4連休をもらう機会ができた。なかなか無いことなのでシフトをもらった時から既にうきうき♪初めはまじめに断舎利しようか?とか日頃ほったらかしにしている箇所の掃除をしようか?とあれこれ考えるも、季節は初秋のまっただ中!毎日朝散歩で自然に触れているとはいえ、たまには違う景色も見たい!!思い切って数年ぶりにやくらいガーデンに行くことを決意した。とはいえ貧乏旅行の身。ガソリン代以外はなるべく出費を抑えたい。3日前から有料道路を使わずに行くルート戦略を、グーグル先生と練り始めた。

そんな3日前の夜、何きっかけかは思い出せないが、神奈川に住んでいた母の弟にあたる伯父のことを思い出した。伯父夫婦は家にも泊りがけで遊びに来たことがある。そこから今度は自分が子供のころに、友達と夏休みに母の兄にあたる伯父の家に泊りがけで遊びに行ったことを思い出した。しかも泊めてもらっただけではなく、従兄弟には松島にドライブに連れて行ってもらったことも思い出した。今考えるとなんて図々しい姪っ子だろう・・・ホントに良くしてもらったなあ、と心の底から感謝の気持ちが湧いてきた。

そんな優しい伯父は昨年11月に亡くなったのでもうじき一周忌だ。しかし私の住む田舎町から仙台に墓参りに行くのはなかなかハードルが高く、お葬式には参列したが、それ以降は線香の一本もあげに行くことがままならず、忙しさも相まって墓参りもご無沙汰している。

今だ!いや、今でしょ!私はやくらいガーデンに行く前に仙台に立ち寄り、墓参りができないか算段を立ててみた。G(以後グーグルは「G」で表記先生は私の相談に仙台のお寺まで2時間かかるという回答を返してきた。「まさか!?朝の7時台がそんなに込むわけがない!」と今までの経験から思ったが、その時は土日祝日だったような気がする。ならばと、間をとった時間に出発することにした。

かくして当日の朝、前々日から弁当や飲み物の準備、温泉に入る予定だったので着替え等々、万端に整えていたと思っていたが、いつもどこか計算が甘い私は、予定より30分遅れての出発となった。仙台市に入るまでは順調で渋滞の心配は杞憂だったかとすら思うほど。いかし都心部に近づくにつれ車の交通量がどっと増えてきた。ここでG先生に再び相談すると、回り道をしろとのことなので、長町からバイパスを降り仙台南高校脇の道を通る。「へえーここが南高校か~」などと感心している場合ではなく、渋滞部分をかなりショートカットできたものの、ここからが最も渋滞が激しい部分だった。休日の朝なら10分くらいで通過できる街中が20分以上もかかった。仙台は東西南北の地下鉄があるのにいまだ車社会なのだと実感。さらに市営バスも走っている。いらいらしながら運転していたせいか、慣れた道なのにお寺に入るところを通り過ぎてしまった。Uターンして何とか最初の寺に到着してみると、遅れはたったの5分だけでちょっと気抜け。買っていった花竹も、前に刺していたのが残っていたため無駄な出費となったが、子供の頃とはいえ、世話になったことを墓前でしっかりお礼ができ、晴れやかな気持ちで次の寺へ。

G先生のナビだとその寺からは10分足らずで行ける、はずだった。親切なG先生は近道を提示してくれるのだが、どの道なのかわからず、またしてもゆき過ぎてはUターン、一通の道(多分)を一部逆走してなんとか定刻に到着。その間尿意がMAXに近づいていることにもうすうす気づきはじめていた。伯母のお墓では、死期が近かった伯母の顔を見にゆくのが辛く、あまり面会に行かなかったことを詫びた。

なんとか仙台でのミッションをすべてクリアし、ホッとしたのと入れ替わりに、今度は尿意が決壊寸前に達してることに気づいた。幸いその寺には外にトイレがあることを知っていたので、小走りに急いで駆け込むもなんと紙が無い!!秋のお彼岸から約1ヶ月。墓参りシーズンオフのトイレに、ペーパーを補充することまで気が回るくらい、寺の経営は楽ではないのだろう。トイレットペーパーについてはさすがのG先生に聞いてもどうにもならず、今ごろ墓参りをしている自分の愚かさを嘆いた。

こんな切羽詰まった時でも人は頭の中でいろんな想いを巡らせるもので、本来亡くなった人の供養とは、お彼岸だからとか、お盆だからとか関係なくてもいいのではないだろうか?本当に心から供養したいときにその人のタイミングで行った方が、仏になった人も嬉しいのではないか?などと頭も体もせわしなく動かしながら、お寺近くのコンビニのトイレへそそくさと駆け込むのだった。